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私は地元の私立大学に通う2年生で、バイトとサークルで忙しい毎日を送っていました。サークルはテニス部で、男女混合のゆるい雰囲気でした。そこに、3年生の先輩、ケイ(仮名)がいました。ケイは背が高く、少しチャラいですが、話が面白いタイプです。サークルの飲み会では、よく私の隣に座って「リナ、最近彼氏できた?」と絡んできました。私は「忙しくてそんな暇ないです」と笑って流していました。ケイが頻繁に話しかけてくるのは気づいていましたが、ただの先輩のノリだと思っていました。
しかし、ケイのアピールは結構わかりやすかったようです。サークルの友達から「ケイ、リナのこと気に入ってるよ」「絶対狙ってる!」と言われましたが、私は「え、冗談ですよね」と笑って信じませんでした。ケイはモテるし、私は普通の女子なので、なぜ私を? と感じていました。自分に自信がなかったこともあり、ケイの「一緒に帰ろう」や「2人でご飯行かない?」という言葉を社交辞令だと思ってスルーしていました。
ある日、駅前の居酒屋でサークルの飲み会がありました。ビールやカクテルで盛り上がり、ケイがまた私の隣に座って「リナ、めっちゃ可愛いね」と言ってきました。私は「またー、先輩、酔ってるでしょ!」と軽く受け流して、普通に話していました。飲み会が終わり、みんなで駅に向かう流れになりましたが、ケイが「リナ、車で送るよ。今日、酒飲んでないから」と言いました。サークルの他の子も「いいじゃん、乗っちゃいなよ!」と勧めるので、ありがたく乗せてもらうことにしました。
ケイの車は黒いセダンで、ちょっとかっこいい感じでした。助手席に乗って、サークルの話をしていましたが、ケイのテンションがいつもと違う気がしました。少し静かで、目が真剣な雰囲気です。私は「先輩、眠いんですか?」と軽い調子で言いましたが、ケイは急に駅近くの駐車場に車を停めました。そして、「リナ、気づけよ!」と大きな声を出しました。私は「え、なになに?」とびっくりして固まりました。すると、ケイが私の肩を掴み、顔を近づけてきました。次の瞬間、唇に強くキスされて、完全にパニックになりました。
私は動けませんでした。ケイは「俺、ずっとアピールしてたのに、なんで気づかないんだよ!」と少し怒った口調で、さらにキスしてきました。首や耳元にも唇を当ててきて、かなり強引でした。Tシャツの上から胸を触られたり、スカートの裾に手が入りそうになったりして、「ちょっと、待って、先輩!」とやっと声を出して抵抗しました。ケイはそこでハッとしたようで、「ごめん、やりすぎた」と手を離しました。気まずい空気が流れ、私は「と、とりあえず送ってください…」と震えながら言いました。ケイも「本当にごめん」と謝りました。
結局、家まで送ってもらいましたが、車内は無言でした。家に着いて急いで降り、部屋に戻ってから心臓がドキドキしました。あの駐車場の出来事は怖かったですが、ケイの強引な態度は少しドキドキしたのも事実です。後日、サークルでケイに会ったとき、「あの時は本当に悪かった」と謝られ、普通に話すようになりましたが、どこか微妙な距離感が残りました。

